マイクロソフトの新しいマウスに搭載されている,チルトホイール.こいつはかなりの曲者で,今までのホイールとは一味も二味も違う特性を持っている.そこで,快適に使うためにいろいろチューンを施してみた.また,用語については上の図に従う.当然ながら改造は自己責任.

ホイールクリックのためのマイクロスイッチを押す接点は,デフォルトではかなり寝ている.すなわち接点の圧力が低いため,大きな力を入れないとスイッチを作動させられない.そこで,接点を立てることにより小さな力で大きな圧力がかかるようにする.あまり立てすぎると接点がスイッチに届かなくなったり,マウス本体のボディに引っかかったりするので注意.


写真上が最初からあるマイクロスイッチ.こいつはなぜかかなり固い.根本的にホイールクリックを柔らかくするにはこいつを何とかしなければならない.というわけでどこにでもある普通のマイクロスイッチに換装.パターン上では右上と左下の足だけが接続されているので,半田付けはその2点だけで十分である.右奥には電解コンデンサがあるので焼いてしまわないように注意.また,取り替えるスイッチによっては高さがあがるので,接点を立てている場合は寝かしたほうがいいかもしれない.

どうもホイールをまわしていると,前後にカクカクする感じがして気になる.中を見てみると,Carrier と Gimble の接合部に微妙な隙間が合った.そこをΦ2.5の平ワッシャで詰めてみた.

新しいホイールは,Rotor と Stator の二つの部品からなっていて,その二つをグリースで潤滑している.しかし,そのグリースは消耗が激しく,そのうちホイールの回転が,スカスカになる.またぐリースを足せば問題なのだが,何回ももマウスを開腹するのは面倒である.そこで,薄くて丈夫なテープを潤滑部に張ることで,問題を解消してみた.ここでは,ここではマスキングテープを張ってみた.幅が広すぎると却って抵抗が大きくなってしまうので,潤滑面の半分程度が最適だと思われる.
ここまで手塩にかけた新型マウスだが,どうがんばってもなれない形状,精度の悪いポインタ,なぜかよく通信不能になる無線などの基本的にどうしようもない不満が噴出して,結局
に転向してしまった.